Carl Zeiss Tessar 7.5cm f4.5 SONY-E用α Eマウント・Carl Zeiss

ZEISS IKONセミ判カメラから出品のCarl Zeiss Jena 7.5cm f4.5レンズを取り外し、M42中間リング(PENTAX製)をへてSONY NEX-Eマウント用に改造したものです。レンズのシャターは全速作動します。
レンズは前玉回転方式で、ピントはレンズ鏡胴にあるように3.5feet (1m)〜♾️無限まで合います。無限が合うように製作しています。中間リングM42のネジを緩めレンズを少し繰り出せば最短約50cmまでのセミマクロ撮影も可能です。
絞りはf4.5〜32まで軽やかに作動します。真円の綺麗な絞り羽根でサビなどは有りません。
レンズは分解清掃したのでカビ、チリ無く綺麗です。但し、60年程前のレンズなので、ペンライトで見ると、僅かなドットキズ、拭きキズ等はありますが経年使用からあると思います。また、ペンライトでみるとクモリではなく、極薄いベールのようにものが全体にかかって見えますが、目視では分かりません。長い経験から、この当時のCarl Zeiss Jenaでは良くあるように思います。
テスト撮影はレンズをタイムT位置にしてシャター開放でデジタル撮影しました。Tではチャージレバー(上)ではなくシャターレバー(下)を下方に動かすことでクローズ(スタンバイ)かオープンになります。
手持ちのNEX-7に付け、カラーSTDでf8、無補正で撮影した写真が最後にあります。レンズ描写の特徴を見るため、敢えて逆光、斜光で撮影しました。フルサイズでも撮影可能ですが、敢えて100mm辺りの画角レンズとしてNEX-7を選びました。なお、カメラ側は、絞り優先オート、シャッターレリーズ許可にセットして撮影しています。
75mmレンズには、本レンズf4.5の他に、f3.5, f2.8が有りますが、作品作りには個人的にはf4.5が好みです。フランスのサンベルチオや、ドイツのシュナイダーやライカのレンズでもf4.5レンズが優秀です。レンズ設計に無理がないためと考えています。ライカのエルマーf3.5より、先鋭さのないエルマリートf2.8、ソフト化したズマールf2が良い例です。
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このレンズは本当に優秀なレンズで中々出会わないレンズだと思います。輪郭線が柔らかでありながらシャープ描写が出来るレンズで、ヌケの良さが特徴でしょうか。
NC, NRでお願いします。